BMWオイル漏れ修理 その13

今回は、いや、今回もオイル漏れの修理を実施しました。

BMW5シリーズ(F10型) の定番のヘッドカバーとオイルフィルタークーラー部よりオイル漏れです。

こちらはF10のLCI(後期)モデルです。わりと年式も新しいですが、もうまもなく10万kmにさしかかろうとしています。

今までは修理で入ってくる回数は少なかったですが、だんだんと距離が走ってくるにつれて、ここ最近になってこういったオイル漏れが多発してきてますね。

でもF型は前のE型に比べて消耗や故障率はだいぶ少なくなった気がします。

前のEモデルは最悪でしたからね((笑))

オイルフィルターオイルクーラーのパッキンを外すには、インマニをずらす作業が必要になります。

外したシリンダヘッドカバー。

まずは今回はパッキンを交換です。

もしパッキン替えても1年2年そこらで漏れるようであれば、ヘッドカバーごとの交換をした方がいいです。

これはBMW整備マニュアルですが、締め付ける順番があるそうで、一応それに従って締めていきます。また規定の9Nでちゃんと締め付けしないとオイル漏れしやすくなるので、しっかりマニュアルの規定トルクを確認したうえで締め付けを行っております。

組付け後は清掃と最終確認が必要です。

基本作業レートとしてはシリンダヘッドカバー脱着シーリングが23Fr(115分)フィルターハウジング部は18Fr(90分)となっていますが、これはあくまで脱着して交換して基本工数です。

しかしオイルは漏れている状態をそのまま洗浄もせずにお客様にお渡しはできません。室内に入ってくる焦げ臭いにおいを不快に感じたため今回修理に来られたのですから、洗浄は別途で料金をしっかり取るようにしてきっちり丁寧に時間をかけて高圧洗浄を実施しております。